友人の紹介で自営業者のA氏に対して英会話レッスンをすることになり、早1カ月が経過しようとしております。しかし、なかなかレッスン構成が定まらず、この1カ月は、相手の英語力をうかがいながら、試しながら、週1度、おっさんたちが画面越しに顔を合わせていました。ようやく、今後のレッスンの進め方が確定し、先生も生徒も両者合意しました。そのことを今回お伝えしたいと思います。
もう一度、A氏の英会話を習得するための目的、目標を書いておきます。
【おさらい】
目的:海外移住すること(お金は十分に貯まったので5年以内に移住したい)
目標:英語がネイティブのようにペラペラ話せるようになりたい(半年で自己紹介をペラペラにしたい)
手段:海外留学経験の日本人から英語を学ぶ(ネイティブは日本語が分からないので日本人の先生を探していた)
レッスン形式:週1回、オンライン45分間、3名のグループレッスン(友人とその知人A氏、友人は急きょ参戦(笑))
英語レベル:中学生レベル
【レッスン構成が定まるまで】
先生である私は、全編英語で進めることを前提に、以下のプログラムで当面の間進めようと思っておりました。が、そもそも生徒2人とも全く英語が話せない状態で、かつ、断片的にしか聞き取れないことが明らかになりました。
最初考えていたレッスン構成:
■先週起きたことを雑談ベースで会話する(スモールトークをする)
→先週1週間で自身の周りで起こったこと、経験したことについて話してもらう
→それに対して、先生からネイティブの表現など相手により伝わる文章の提案を行う
■英語で簡単なゲームをする
■今日の振り返り(大事なこと、抑えてほしいこと)
英語を話すためには、まず、スピーチのように原稿が必要であると考え、英語日記を書いてもらい、その内容をもとに授業を進めようと考えました。日々、英語で物事を考える癖、習慣をつけることで英語脳ができると思ったので、まずは、簡単なセンテンスを英語にしていくことで英会話ができるのではないかと思っておりました。
最初の構成がうまくいかなかったので再検討した結果のレッスン構成:
■英語日記を書いてもらい、発表する形式
→英会話の表現に近い言い回しを提案し、身につけてもらう
■今日の振り返り(大事なこと、抑えてほしいこと)
そもそも、単語力もなければ、文法もわからない、時間もないしやっぱり英語日記は書けないということになったため、A氏本人からの提案で、学びたい教材を提示いただきました。こちらの教材はレッスンの流れが組まれており、先生も予習できるし、生徒も予習できるので、とても有意義なレッスンができると確信しました。
やっぱり英語日記は書けないということで最終着地したレッスン構成(3度目の正直):
■ネット上にあるフリーの英語学習教材をベースに進める(後日サービスを紹介します)
→こちらの教材は1レッスン1フレーズというわかりやすい構成なので、フレーズを着実に身につけられます
→教材で紹介されたフレーズ以外に、ネイティブが表現する言い回しなどを紹介し、プラスアルファで学んでもらう
■学んだフレーズをそのままアウトプットする
→先生と生徒でレッスンで学んだこと質問フレーズを使って、質問しそれに対して回答する
この1カ月、先生として、また、教える立場として以下の3つのことを学んだので、ここに書きたいと思います。特に、家庭教師さんなどのように個人のレベルに応じて教える立場にある方は、是非、アドバイスください(笑)結構、マジです。本当教えることって難しいですよね。責任も伴いますし。。。
1.生徒の現状の学習レベルを正しくじっくり理解すること
2.高すぎない目標を設定すること
3.学習教材や進め方は、先生と一緒に決める。もしくは、生徒に決めてもらう。
1.生徒の現状の学習レベルを正しく理解すること
生徒であるA氏は、海外旅行は1人で平気で行けるし、片言の英語は話せる、聞き取れる、と聞いていました。ただ、実際の英語力は中学校の英語レベルとも聞いていました。しかし、やはり教える以上はこちらも本気ですし、私の価値を一応発揮しないといけないと思っていましたので、全編英語で、特段、何かの教科書を使って進めることは全く考えていませんでした。初回レッスンで実施したTwo truths and a lieというゲームで英語力が判明しました。話せないし聞き取れない。
1カ月かけて、ようやくレッスン形式が決まりましたが、生徒の語学力のレベル感を図るのってとても難しく思いました。A氏自身の英語力をそのまま鵜呑みにせずに、とりあえずは、初歩的なところからスタートするべきですね。
2.高すぎない目標を設定すること
上で書いたことにも通づるものがありますが、A氏の目的、目標が高くはっきりと定まっていたことから、教える立場である私も勝手にハードルを上げてしまっていました。簡単なことを教えるのはなんか不満足ではないかと勝手に思っていた節もありました。目標を設定する際にも、難易度、達成期間などその人にあわせてカスタマイズしてあげないといけないですね。ここは本当に反省点です。とりあえず、今回のフリーの英語学習教材に出てくるフレーズを1レッスンで4~7つずつ覚えていくことにしました。ま、しかしながら、目標は高く掲げるのは良いことです。段階目標を設定することが大事ですね。
3.学習教材や進め方は、先生と一緒に決める。もしくは、生徒に決めてもらう。
今回のように、先生が生徒のレベル感がつかめない場合は、生徒自身に今使っている教材は、本人が使いたい教材を持ってきてもらうのが一番早いことを学びました。最初からそうすればよいのにって思いますよね(笑)教材通りに進めるのも少し物足りなく、私の価値が発揮できないので、教材に書かれた英語の表現方法以外の提案やいろんなシーンにおける使い方をプラスアルファでレッスンしていこうと思います。
乞うご期待♪
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