みなさん洋楽は好きですか?あまり聴かないという方も、是非このブログをきっかけにして、洋楽を英語学習の一つの教材として活用いただけたらと思います。以前こちらの記事で洋楽を聴いて勉強することのメリットをお伝えしました。【リスニング向上】洋楽を聴いて楽しく英語を勉強しよう!
今回は、洋楽を学習商材として使う場合、どのように学習すべきか、大きく3つの枠でまとめましたので、以下ご覧ください。
1.洋楽を『聴く前』にすること
2.洋楽を『聴いている時』にすること
3.洋楽を『聴いた後』にすること
これから紹介する内容は、すべてやる必要はありません。みなさんで取り組みやすい内容をピックアップして試しながら、実施してみてください。
1.リスニング前
・歌詞を準備する
まずは歌詞を入手し、歌詞を読みながら曲を聴けるよう準備をします。歌詞がわからない場合は、インターネットで歌詞を検索するか、歌詞が掲載されているウェブサイトやアプリを利用します。今の時代いろんなサービスを駆使すれば、歌詞は拾えると思います。(昔はCDを買うと、歌詞カードがついていたものでした。)
・歌のことを事前に調べる
選択した歌が作られた背景などの情報を把握しましょう。歌手の経歴や歌のテーマについて学び、どういった人がどのような曲を歌っているのか文化的な背景を理解するとよいと思います。
・歌手やバンドについて調べる
上と似ていますが、曲を聴く前に、歌手やバンドについての情報を収集します。彼らのバイオグラフィや他の有名な曲について学び、彼らのスタイルや音楽の特徴を理解してみましょう。(英語版のWikipediaを使うとよいと思います。)
・軽く1回聴く
あなたが決めた曲を1回ざっくりと聴いてみて、曲の雰囲気を掴み、歌のテーマについてどんな内容なのだろうかと想像してみてください。曲のタイトルから想像できること、ジャケットのデザイン、最初のイントロ部分の音楽をもとに、どんな曲なのかイメージしてみてください。
単に「聴く」のではなく、「楽曲」から言語以外のものを学ぶため、アーティスト含めて音楽を勉強したい方は、是非こちらお勧めします。
2.リスニング中
・アクティブリスニング
曲をゆっくりと聴きながら歌詞を追うことに集中しましょう。フレーズや単語の発音に注意を払って、理解できた部分と聴きとりにくかった部分をメモしてみましょう。最初は、聴きとりにくい箇所が多いかと思いますが、何度か聞くことでチェックマークが外れていくことでしょう。
・フレーズを繰り返す
曲を繰り返し聴き、是非、一緒に歌ってみましょう。リズムやメロディにあわせながら、フレーズを繰り返し発声します。特に発音やアクセントに注意を払います。スローな曲を選択して、シャドウウィングできるととても良い発音練習になり、ネイティブのリズム感で英語が話せるようになると思います。
・メロディやリズムの分析
曲を聴く際に、メロディやリズムに注目してみましょう。曲のフレーズや音楽のパターンを理解することで、リズムの強弱やアクセントに意識を向けることができるようになります。
・歌詞の重要な部分を強調する
曲を聴きながら、特に重要な歌詞の部分を強調しましょう。サビの部分に該当すると思いますが、そこで使われているフレーズをメモしたり、繰り返し聴いたりして、表現を理解し、自身のものにしましょう。
・メロディやリズムに合わせて体を動かす
体全体を使って勉強しよう(笑)これ大事だと思います。曲を聴きながら、メロディやリズムに合わせて体を動かしてみてください。誰にも見られていない部屋でやってもらって構いません。歌詞のフレーズにあわせてジェスチャーや動作をすることで、より身体的な感覚を取り入れながら、英語を学ぶことができます。是非、お試しを!
3.リスニング後
・歌詞の理解
曲を聴いた後、歌詞をもう一度読み返してみて、理解できた部分と難しい部分を確認してみましょう。難しいフレーズや単語があれば意味を調べ、もしくは、前後の文脈からどんなことを言っているのか想像してみましょう。わからない場合は、辞書などを使って理解しましょう。または、インターネットで英語の歌詞が日本語訳で紹介されてるものも多いので活用してみてください。
・特定の表現を抜き出して学習
曲に含まれる特定の文法や表現に着目し、それら表現を学習してみましょう。例えば、過去の出来事を表す表現や熟語など、歌詞に含まれる気になるポイントを洗い出ししてみて、そこを徹底的に学習の対象とし、自分のものにしてみましょう。
・曲についてのディスカッションや作文をする
曲のテーマやメッセージについて考え、自分の意見や感想を友人とディスカッションすることや作文にしてまとめることも、洋楽を聴いた後の効果的な学習なります。SNSで発信するなど他の人と共有することで、英語の表現力を向上させることができます。
・和訳して原文比較する
難しい取り組みにはなりますが、英語の歌詞を日本語に翻訳し、原文と比較してみましょう。英語を直訳すると回りくどい表現になったり、しっくりこないことが多いと思います。その場合は、歌の背景などを理解しながら「意訳」してみましょう。意訳した文章と原文を比較することで、言葉や表現の違いを確認し、ニュアンスの違いを理解することができるようになると思います。
・単語学習
歌を聴いている最中に、歌詞に出てきた難しい単語や表現を抜きだし、それらをメモしておいてください。後で辞書やインターネットを使って、新しい語彙を学ぶことができると思います。
・発音練習
歌手の発音やアクセントに着目し、あなたもその発音やアクセントを真似して練習をしてみましょう。特にリズムやメロディにあわせながら、正確な発音ができるように心掛けましょう。
一般的な勉強と同様に、やはり復習が大事です。こちらで紹介したリスニング後の取り組みをご自身の勉強にどこまで取り入れるかによって、習得度合いがかわってくると思います。何か好きな曲を徹底的にやってみるとよいと思います。
それでは、できるところからトライしましょう!あ、まずは、曲の選定からですね!
See you later!
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